信用事業
信用事業は、現在「JAバンク」といいます。貯金、融資、為替など、いわゆる銀行業務といわれる内容の業務を行っています。
この信用事業は、JA、県信連、農林中金という3段階の組織が有機的に結びつき、JA系統金融(JAバンクグループ)として大きな力を発揮します。
また、万が一JAの経営基盤が弱くなった場合でも、JA系統金融は独自の信用事業相互援助制度(全国のJAグループが相互に経営を支援し、協力する制度で、皆さまの大切な資産をお守りします)や貯金保険機構を通じ、貯金者の皆さまへのご迷惑を最大限回避する仕組み(貯金保険制度)が整っていますので、安心してご利用いただけます。
共済事業
共済事業は、病気や災害に備えて組合員が協同して保障し合い、損害の回復、農業経営と生活の安定を目指そうというものです。
JA共済は、農業協同組合法に基づく共済で、組合員の生命、傷害、家屋、財産を相互扶助により、トータルに保障する内容の業務を行っています。従って一般の生命保険と損害保険を兼営しており、生命保険会社や損害保険会社で取り扱う商品種類の殆どが、JA共済にあるのです。
また、JA水戸は、多様化するライフサイクルのニーズに応えるため、高度な専門知識を兼ね備えたライフアドバイザー(LA)制度を設け、33人(令和元年10月1日現在)のライフアドバイザー(LA)が、組合員や利用者の要望に対応しています。
指導事業
指導事業は、大きく農業生産に関する営農指導事業と豊かな生活を送るための生活改善事業に分けられます。JAにとっては、直接利益を生み出す事業ではありませんが、協同組合活動にとって重要なものです。
営農指導事業は、農作物の栽培技術や営農に関する技術員、営農経済LA(TAC)などによる指導や相談、あるいは技術や営農に関する講演会、講習会の開催、情報の提供、資料の配布などを行っています。
生活改善事業は、農村の生活及び文化の改善に関する相談活動を行っています。その範囲も消費、健康、文化、娯楽ときわめて広く、最近では高齢者福祉など活力ある農村づくりを積極的に進めています。
販売事業
販売事業は、組合員の収入となる農畜産物を販売するものです。農産物の価格は、主に市場での需要と供給の関係で決まります。しかし、農畜産物は天候に左右されやすく、貯蔵のきかないものも多くあり、外国からの輸入も増え、価格は不安定になりがちです。
JA水戸の販売事業は、首都圏をはじめとして共同販売を行い、消費者の皆さまへ安全、安心、新鮮な農畜産物をお手頃な価格で提供することを目的としています。
また、直売所を通じて地元の農畜産物の提供に努めています。
購買事業
購買事業は、農業生産に必要な生産資材(肥料、飼料、農業機械、農薬、自動車、石油類、保温資材、包装資材、建築資材、種苗・素蓄、その他)や、生活に必要な生活物資(米、生鮮食品、一般食品、耐久消費財、衣料品、日用・保健・雑貨用品、LPガス、その他)を計画的に共同購入し、組合員、利用者、地域の皆さまに幅広く優良品を安く提供することを目的とする事業です。Aコープもその一環です。
資産管理事業
近年の組合員の高齢化、後継者不足などに伴い、農地の維持管理が困難になっていることから、住宅建設などの土地活用を図りながら組合員の生活基盤を守る必要があります。資産管理事業は、優良農地を確保しつつ、組合員のより良い資産継承のために、相続や土地利用などの有効活用について相談活動を行っています。また、管理を受託している賃貸物件については、幅広い広告媒体を通じて入居募集を展開しています。
旅行事業
組合員とその家族及び地域住民の豊かな暮らしを実現する上で、大きな役割を果たしているのが旅行事業です。本店内に旅行センターを設置しており、企画提案型旅行を薦めています。国内旅行から海外旅行まで、取り扱っています。
高齢者福祉事業
地域に密着した高齢者福祉事業として、居宅介護支援事業と訪問介護事業を行っています。豊かで暮らしやすい地域社会を目標に、組合員の皆さまが住み慣れた地域で安心して暮らせるように相談を受け、援助できる体制を整えています。
葬祭事業
人生をまっとうした最後の儀式のお手伝いとして、葬祭事業を行っています。24時間対応、ご予算、ご希望に応じた霊柩車・祭壇などの提供サービスをはじめ、自宅葬・公営斎場葬・ホール葬(東水戸ホール・おくのやホール)等ご希望の場所でお手伝いさせていただきます。
現在「JA水戸メモリアルクラブ」の会員を募集中です。会員および同居の親族に祭事が発生した時に、割引等の特典が受けられます。地域のしきたり・事情などを大切に考慮し、ご遺族の負担をできる限り軽くできるよう心掛けています。
(有)ジェイエイ水戸グループサービス
JA水戸の子会社である「(有)ジェイエイ水戸グループサービス」は、平成14年6月1日に、専門的な知識、技術を十分発揮できる体制づくりのため誕生しました。今まで、当JAの経済部門の一部であった、Aコープ店舗事業、食材宅配事業をJA本体と切り離し、一体的な事業展開を行っています。
従来の仕組み、手法を見直し、全ての事業のプロセスにおける機敏なネットワークを心掛けています。名称は、JA水戸を取り巻く生活関連の組織であり、組合員全体や地域住民への奉仕を願うことから付けられました。